【転ぶのは恥ではない】
「転ぶのは恥ではない。転んだままでいるのが恥なのだ。」
ということわざがあります。
人間、誰だって、転んだりすべったりすることはある、だからそのこと自体を恥じる必要は全くない。
恥じるべきは、転んだまま、自力で立ち上がらないことだ。
という意味です。
ミスをしたり失敗したりすると恥ずかしいと思うことが多いと思います。
だからと言って失敗をそのままにしてしまうとまた同じ失敗を繰り返してしまうことにもなります。
でも誰もが失敗したら嫌な気持ちになることは同じです。大事なのは失敗した後にどう考えて行動するかです。
私が高校時代に試合でバントのサインが出ました。バントの練習なんて真剣にしていなかった私は本番でいきなりバントなんかできるわけがないと心の中で思いました。
結果はスリーバント失敗・・三振に終わりました。
そのあとは監督やコーチにひどく怒られました。でも次は成功させようとバント練習を徹底的やりました。フォームを直したりボールの見方を教わったりして練習に打ち込みました。
そして次の試合を目標にバント練習をしてきた結果、その試合で送りバントのサインが出て見事に決めました。
そのあとの試合もバントのサインがよく出されすべて決めることができたのです。
私はずっとバントは苦手とか嫌いだからと言ってバッティング練習ばかりしていました。でも一回の失敗が自分の可能性を引き出してくれたのです。
あそこで苦手だからしょうがないと言って何もしなかったらバント成功していなかったと思うし、レギュラーだって外されていたかもしれません。
だから失敗することは恥ではなくたくさん失敗していろんなことができるようになっていくのだと感じました。
失敗してももう一歩這い上がってみることが大事です。