【叱るも褒めるも情熱や愛情が必要】
「叱ると褒めるというのは同意語だ。情熱や愛情が無いと、叱っても、ただ怒られているというとらえ方をする。」プロ野球の野村克也さんの言葉です。
情熱や愛情を持って叱ったり褒めたりしないと相手の心には響かないということです。
私が思うのは選手との信頼関係だと思います。信頼していない相手から叱られると反発したくなる気持ちになってしまいますし、褒められてもうまく受け止められないこともあります。
信頼できる人から叱られたり褒められたりすると自分としてはちゃんと受け止められるし前向きに行動を取ることができます。
私の経験でも中学、高校時代のコーチから叱られたことがたくさんあります。でもそれはやっぱり情熱や愛情があり自分自身がそのコーチのことを信頼できていたから練習に意欲を持てたのだと思っています。
信頼してもらうためには選手を信じる気持ちが大事だと思います。それは選手が必ずできるという気持ちを持って接することです。
その気持ちがないと相手の心には響きません。もうこの選手は駄目だという気持ちで接してしまうと本当に自信をなくしてしまいます。
一番簡単なのは「君ならできるよ!」という声がけです。これを言うだけでも選手の意欲は一瞬で高めることができます。その上で叱ったり褒めたりすることでちゃんと伝わるようになります。