【逃げるから苦しくなる】
「苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。」
苦しいことから逃げる方が結果として苦しくなるということです。これは心理学者の言葉です。
苦しいことから逃げたくなることはあります。スポーツでは苦しい練習が当たり前でそういうときに人は嫌だと思い逃げてしまうことがあります。
しかしそれを乗りきるのと苦しいから逃げてしまうのでは大きな差が出てしまうと思うのです。確かに苦しい練習やトレーニングは誰だって嫌だと感じてしまいます。
でもそこから逃げたらもっと苦しくなるということを知っておく必要があります。私も野球の練習はきついしつまらないことが多く逃げたくなったこともあったし弱音を吐いてしまうこともありました。
サボってしまおうと思ってサボっていたこともありました。やっぱりそういう時は心が苦しくなりました。「なぜサボってしまったのだ」と自分を責めて苦しくなることがありました。今思うと逃げたから苦しかったのだということに気が付いたのです。
練習の苦しさは一瞬だけど逃げたときの心の苦しさはそれ以上なんだと感じました。だから私は苦しいことに立ち向かっていこうと決意したのです。
この辛く苦しい練習を乗りきったら自分はどうなれるのか、どう変われるのか、そんなことを考えながら取り組むことで乗りきれるようになっていきました。
大事なことはその先のことを考えて取り組むことです。そしてここで逃げるともっと苦しいということを自覚しておくことなんです。
その思いがあれば苦しいことでも乗り越えられます。苦しいことに直面したらすぐに諦めず一度立ち止まって考えてみてください。