【練習は嘘をつかない】
中学時代に通っていた野球教室のコーチからいただいた心に残る言葉があります。それが「練習は嘘をつかない」という言葉です。
そのコーチはプレーを見ただけで練習をやってきたのかサボっていたのかすぐに見抜かれてしまいます。
野球教室は週二回の三時間ほどの練習だったためそこでの練習以外にも家でしっかり自主練習をやらないとうまくならないのです。
入団したときに家での練習はこれをやるというメニューを自分で決めるのですが私はその自主練習をサボってしまったことがありました。
コーチが私のプレーを見て「ちゃんと練習やったのか?動きが悪いぞ!!」と言われたのです。
すべてお見通しでした。見ていないから少しサボってしまおうという甘い考えはすぐにプレーに出てしまうということです。
それ以来、私は自主練習をサボることなくやり、積み上げてきました。
そしてコーチからは「しっかり練習をやってきたな!!」と認めてもらえたのです。
これが練習の成果だと感じたのです。
コーチの言った「練習は嘘をつかない」とは本当のことだと確信した瞬間でした。練習すれば動きが変わるし気持ちも変わる。やらなければ何も変わらないし衰えて行くだけなのです。
人が見ていないところでしっかり練習できるかが大事です。その努力が必ず自分のためになるということだと思いました。