【負けは気づくチャンス】
「負けは気づくチャンス。」元女子サッカー選手日本代表の澤穂希さんの言葉です。
負けから気づくことはたくさんあるということです。
負けは自分の成長にとっては大事なことです。しかし負けてしまうと悔しいし振り返りたくもないと思ってしまいます。
その気持ちはわかりますがそのまま放っておいては同じように負け続けてしまうことにります。
負けは気づくチャンスなのです。言い換えれば負けは勝つために必要で与えられたチャンスと言えるかもしれません。
そこに気づけるかそのまま気づけずにいるかでそのチャンスをつかめるかが決まってくると思うのです。負けから学ぶことはたくさんあります。
私の中学時代に経験した印象的な「負け」があります。今までよく練習試合や本番の試合で負け続けていた格上の相手です。チーム全体が悔しい気持ちで次は絶対に勝とうと練習したりミーティングでどうすれば勝てるのかを考えました。いろいろ考えながらやっていくうちにあのバッターはインコースに投げれば打たれないとか、よく三遊間に打球が飛んでいたとかピッチャーがどんな球種を持っているかなどわかってきたのです。
これは負けた悔しい経験から気づきを得られたことです。そのあとの大会でその格上のチームと試合をした時は私たちがその負けた悔しさを活かし勝利することができたのです。負けた悔しさはチャンスなのだと気づいたのです。
勝ったときに勢いがついて勝ち続けていくというのはどこも同じです。しかし本当に強いチームというのは負けたときにどう対応しているのかだと思うのです。
私たちのチームは負けた経験をチャンスにしてそのチャンスをしっかり活かすことができたからなのだと実感しています。