【自分で育つという気持ち】
どんなにいいチームに入ってもどんなにいい指導者がいたとしても自分がいい選手になりたいという強い意志とそのための行動が必要です。
指導者はあくまでもサポートまでしかできません。
なぜなら強い意志を持つのも行動するのも自分自身だからです。
いくら指導者がいい指導をしていたとしてもダメなのです。
すばらしい練習のやり方やトレーニングのやり方など教えてもらったとしても実行しなければ成果はでません。
「育ててもらうのではなく”自分で育つんだ!”という強い気持ちが大切」
これは野村克也さんの言葉です。
いい指導をしていたとしても絶対自分はうまくなってやるという強い気持ちがなければ育っていけないのです。
指導者に依存するのではなく自主的に行動していく人になれということです。
自主的に動くことはなかなか難しいかもしれませんが、例えば自分はどんな時に自主的に動くでしょうか?
何かを得たいとき、価値があることに人は行動力を発揮するようです。
価値とは自分の目標や夢です。それが実現するなら行動したいと思えるのです。
私がコーチングセッションをやるときまずは目標を定めます。それがなければ行動できないからです。
意外と目標が曖昧で行動している人が多いのですが、セッションを終えた後、自主的に取り組むようになります。表情もすごく明るくなり元気になっていくのがわかります。
コーチングも人を育てることなのですが受ける側が育つという気持ちがないと育っていかないのです。
そういうときこそ価値のある目標を設定して「育つんだ」という気持ちを引き出しています。