こんにちは!未来コーチングアーチの鈴木です。
浜松を中心にスポーツ向けのメンタルコーチングを行っております。
過去の失敗は忘れろ!とよく言われました。でも本当に忘れてしまっていいのでしょうか?
忘れるということは人によってはなかったことにしてしまおうと考えるかもしれませんが私は失敗から学べるものは多くあると思います。
ここで私の話をさせてください。
高校野球時代、ある試合で良いピッチャーと対戦する機会がありました。直球も変化球もすごいレベルのピッチャーでした。
私はその変化球にタイミングが合わず三振してしまい、それ以降、変化球に苦手意識を持ってしまうようになりました。
普通のピッチャーでも変化球を投げられると打てず苦しい時期がありました。
確かに失敗をいつまでも引きずってモヤモヤするよりは忘れてしまった方がいいかもしれませんね。しかし、忘れることってそう簡単にできないものです。
監督やコーチがいくら忘れろと言っても、それを強く意識するほど忘れることは難しくなってきます。
ですから私は「忘れる」ではなく「活かす」ことにしたのです。
変化球に対応できるようなバッティングフォームにしたり変化球のタイミングに合わせて素振りしたりあのピッチャーともう一度対戦することができたらどのように打てばいいのか、いろいろ試行錯誤しながら練習をしました。
その結果、変化球が来ても対応できるようになりました。そして変化球を狙い三打席連続ホームランを打つことができたのです。
これは失敗を「活かす」という考え方がなければこのような結果にはなっていなかったと思います。もし忘れていたら同じように変化球が来ても打つことができず苦しんでいたかもしれません。
過去の失敗は忘れるのではなくそこから学べることが必ずあるはずです。失敗しても活かすという意識を常に持っておくことが大切なのだと感じました。
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